肉とじゃがいも、にんじん、玉ねぎがカレーライスに使う定番の材料で、これらを使って市販のカレールウで味付けするのが、日本の食卓で最も食べられているカレーライスでしょう。子供にとっても人気メニューのひとつですし、日本人はカレー好きですから、日常的に食べている人も多いと思います。
そんな人気のある料理でも、たまにはひと味違ったカレーライスを食べてみたいと思うことはあるのではないでしょうか。そんな時におススメなのが、トマトを使ったカレーライスです。
トマトと合う
トマトは色々な料理に使われ、生野菜としてだけでなく、加熱する料理にも多く用いられます。諸外国などでも色々な料理に使われていて、イタリア料理のパスタなどでもよく使われているところです。
そんな食材トマトですが、カレーの味付けをすると絶妙な味を出すことができて、とても美味しい料理になります。
以前、チキンピラフなどにカレー粉をちょっと加えると格段に美味しくなる旨の記事を書いたことがありますが、チキンピラフの味付はケチャップで、その原料はトマトですから、その記事で紹介した料理でも、トマトとカレーの組合せが美味しさを生み出しているといえます。
それだけトマトとカレーはとても合うということですが、それを活かした料理が、ここで紹介するトマトのカレーです。
レシピ
基本的な作り方は、普通のカレーと特に変わりなく、メインの食材のひとつがトマトになるということです。下記のレシピは基本なので、これをベースにアレンジすれば色々な味を楽しむことができます。
材料(8皿分)
とり肉:300g
玉ねぎ:3個
トマト:3個
ニンニク:1/2個
カレールウ:適量(販品を好みで)
水:適量
油:適量
作り方
(1)玉ねぎとニンニクをみじん切りにする。
(2)トマトを角切りにする。
(3)とり肉をぶつ切りにする。
(4)鍋に油を入れ(1)を中火で炒め、ほんのり色が付いたら(3)を加える。
(5)肉の表面に色がついたら(2)を加える。
(6)好みの量の水を足し、煮立たせる。
(7)火を弱火にして、肉にしっかり火が通るまで煮込む。
(8)カレールウを加えて更に煮込めば出来上がり。
この料理の特徴は、ニンニクを少し多めに入れて味付けし、スープに玉ねぎとトマトから抽出される素材の味を活かすところにあります。玉ねぎやトマトの量を増やせばその分、天然の味が濃くなりますので好みで増量すると良いでしょう。加える水の量は具材の分量や好みに応じて調整するとよいでしょう。
肉は、とり肉がとても合うと思いますが、好みで豚肉や牛肉にするのも良いかも知れません。また、バジルや生姜を入れると別な味も楽しめます。にんじんやピーマンなど、別な野菜を追加するのもいいですが、入れすぎると、せっかくの玉ねぎやトマトの素材の味が隠れてしまいますので注意しましょう。
トマトベースのカレーライス。食べたことがない方は、ぜひ試してみて下さい。きっと満足して頂けることでしょう。