カレーライスは子供たちに大人気のメニューで、小学校の給食の中では最も好きな料理のひとつに選ばれています。そんな学校の給食で出てくるカレーライスは、辛さを抑えて子供たちの口に合うようにアレンジされていて、ただ単に甘口にしてあるだけではなく、子供が好む味付けなので独特な味わいがあります。
今回、機会があったことで小学校当時の懐かしい味を思い出し、試しに同じような味のカレーライスを作ってみることにしました。
キッカケは
今回作ってみようと思ったのは、子供が通う小学校で親子給食会という行事が開催され、妻が学校の給食を食べたことがキッカケでした。
その親子給食会でのメニューがちょうどポークカレーライスで、簡単なレシピが書かれた印刷物が配られ、それを見た私はぜひ食べてみたいと思ったのでした。
思い起こすと、小学校の給食でカレーライスが出ると、いつもお替わりをしていたくらい大好きで、同級生の間でも断トツの人気メニューでした。
その味は今でも忘れれないくらいで、大人になってからというもの、給食で出るカレーライスと同じ味のカレーライスは食べたことがなく、「機会があればまた食べてみたい」と心の奥でずーっと思っていました。
学校によって味の違いは多少あるものの、子供好みの味に仕上げる点では大差はないと考え、そのレシピを頼りに作ることにしたのでした。
簡単なレシピ
学校から配布されたレシピは、材料の一覧が掲載されているだけの簡単なものでしたが、カレーライスの作り方そのものは難しいものではないので、その一覧があるだけで十分でした。その一覧に掲載されていた内容(一人分)を列挙すると、下記のような材料でした。
ひまわり油:0.5g
にんにく:0.3g
生姜:0.3g
玉ねぎ:45g
豚もも小間切れ:30g
ニンジン:15g
ジャガイモ:35g
カレールウ(甘口) : 13g
カレールウ(中辛) : 7g
すりおろしりんご:5g
トマトピューレ:3.5g
中濃ソース:3g
醤油:1.8g
この一覧に掲載されている材料のうち、買い置きしていなかったトマトピューレについては、代わりにトマトをそのまま用い、中濃ソースについては、代わりにとんかつソースを用いることにしました。
また、カレールウは甘口だけにして、すりおろしりんごはたっぷりと入れることにしました。
実際の作り方としては、玉ねぎとニンニクを先に炒め、その後、肉、野菜を順番に加えて一緒に炒め、水を適量足して最後にカレールウを入れるという、一般的な流れで作ってみました。
実際に食べてみて
さて、出来上がったカレーライスを実際に食べてみた率直な感想ですが、「懐かしい」「おいしい」という感じでした。
何か遠い昔を思い出すような、本当に久しぶりに食べた、とても懐かしい味という感じなのです。
子供たちも「美味しい」と言って、いつも以上にたくさん食べ、たくさん作ったハズのカレーは、あっというまに無くなってしまいました。
給食に出るカレーライスは、子供向けの味にしてあるわけですが、やはりポイントはトマトピューレとリンゴおろし、中濃ソースと醤油にあるのではないかと思います。
また、隠し味として、ニンニクとショウガがそれぞれ微量効いている点も、味わいを深くしている感じがします。
懐かしい学校の給食で出たカレーライスをもう度食べてみたいと思う方、これを参考にして、ぜひ一度試してみては如何でしょう。きっと、懐かしさと美味しさを感じることでしょう。