みなさんはキーボードのタイピングをどのようにしていますか?
各キーを、本来使うべき指でタイピングしているでしょうか?
たまに変な打ち方(タイピング)、つまり、本来使うべき指でタイピングしていない姿を見かけることがあります。
そういう人のタイピングを見ていて思うことは、タイピング速度が遅い、換言すれば文章作成スピードが遅いということです。
見ていて、
「何であんなに無理に指を伸ばしてキーを打っているのだろう」
「打ちにくくはないのだろうか?」
と不思議に思うのですが、本人にとってはそれが普通なのでしょう。
タイプライターでタイピングを覚えた
実は昔、私の実家には電気式のタイプライターが置いてありました。
私の父が私用で購入したものでしたが、せっかくあるのだからと興味を持ち、使い方を覚えようとしたのです。
それは、私が高校生の頃でしたが、まだまだパソコンも一部の人しか持っていないような時代で、当時はインターネットが普及することも、職場で誰しもがパソコンを使用するようなことも無かった頃でした。
パソコンも家にあった(父のもの)のですが、それにはあまり興味がなく、そのまま打てるタイプライターの方が興味を持てたのですね。
いずれパソコンが普及してきた時に、キーボードをブラインドタッチで打てるようになれば、必ず役に立つとの思いもあって、覚えることにしたのです。
地味な練習だが大切
いざ、タイプライターを覚えようとすると簡単ではなく、地道な練習からのスタートでした。
タイプライターに付属していた練習テキストを使って、独学で学んだのですが、初めは
jjj jjj jjj fff fff fff
のように、単に1つのキーを繰り返し打ち続ける、とても単調でつまらない練習でした。
そして、各キーを打つ練習が終わると、今度は
jfj jfj jfj
と複数のキーを交互に打つという感じの練習で、毎日、単純なタイピングの繰り返しは、正直少しも面白くなく、こんなんで覚えられるのかと思う時もありました。
しかし、地道に継続していくと、だんだん、文字と指の動きがつながって来て、自然と指が動く感じになっていました。
いわゆる、体で覚えるってことですね。
気付けば、単語を打ち、文章を打ち、だんだんと楽しくなってくると、あっという間にどんな英文でもすらすら打てるようになりました。そうなって来ると、あとは練習を重ねてスピードアップして行くようになり、いつしか自然と身に付いていました。
今振り返ると、あの時練習しておいて本当に良かったと思います。
今の職場では、一人1台のパソコンが割り当てられ、パソコンと向かい合っての仕事が多いのですが、職場の周りの人と比べてもタイピングのスピードは随一と自負しています。
タイピング練習ソフトが便利
今では、パソコンはどこの家庭にでもあるような時代、職場でも当然のように使われる時代です。そして、キーボードのタイピング練習ソフトは数多に上り、フリーソフトも豊富にあります。
しかも、ゲーム感覚で練習できたり、練習の結果を評価してくれたりするソフトも多く、当時のタイプライターの練習方法に比べれば、格段と取り組みやすくなっています。
そこに思うことは、パソコン初心者、キーボードに慣れていない方には、キーボード練習ソフトを使った地道な練習を絶対おすすめします。
一度体で覚えたタイピングは、忘れることがありませんし、逆に、独自でタイピングすると、変なクセが付いたりして後から直すのが難しくなります。
最初が肝心です。今苦労して練習しておけば、後々必ず大きな力になることでしょう。