忙しくて料理をしている時間がない、取り敢えず間に合わせでいいから簡単な料理ですませたい、手はかけたくないが栄養はしっかり摂りたいなど、限られた時間でしっかりとした食事をしたい場合におススメなのが、「納豆ドンブリ」です。
「それって、単にごはんの上に納豆をかけただけじゃない?」と思われるでしょうが、基本はそうでも、ひと工夫することで、しっかりと栄養を摂ろうとするところが違うのです。
家に常備してあるような食材を利用できますし、手間もほとんどかからず、とても簡単な点がメリットなので、私も多忙を極めた時などには、ちょくちょく食べたものでした。
ここでは、そんな「手抜きドンブリ」ならぬ「納豆ドンブリ」を紹介します。
材料
材料(一人分)は、以下の通りです。
ごはん:1杯
納豆:1パック
卵:1個
ネギ:適量
その他:色々(何でも)
「なんだ~! 唯の納豆ごはんじゃねぇか。コラ! !」なんて声が聞こえてきますが、基本はその通りなんです。しかしここでのポイントは、上記の「その他:色々」なんです。
調理方法
調理方法といっても、火を使うわけではありません。基本は、食材を準備して、味付けして混ぜ合わせるという流れです。
1.器に納豆と卵と小さく切ったネギを入れる。
2.「1.」に納豆のタレ(無ければ醤油か麺つゆ)を加える。
3.その他の材料(その他:色々)を準備(細かく切る)する。
4.「2.」に「3.」を加える。
5.器の中身をかき混ぜる。
6. ドンブリにご飯を盛り、「5.」を掛けて出来上がり。
「なんだ!結局、納豆ご飯じゃねえか」とのお叱りの声が聞こえてきます。
でも、やはり基本はその通りなんです。ここで大事なのが「その他:色々」です。
ポイントは
「その他:色々」には、好きな物をいれるのがポイントなんです。
どこの家でもあるような、かつお節、キザミ海苔、青のり、ごま、なんかは基本ですし、家にある残り物や、冷蔵庫にある野菜なんかが適当です。野菜や残り物の場合は、みじん切りにして入れるのが基本です。
わりと常備していて使いやすい食材としては、サラダに使うような生野菜、乾物としてのわかめなんかがいいですね。野菜はキュウリや玉ネギ、小さく切れば人参なんかもいいと思います。
わかめは水で戻して小さく切るだけなので手間は掛かりません。その他、しらす干しなんかがあれば、そのまま入れるだけで済みますし、栄養価を高められる上、納豆との相性も良いです。
要するに家にある食材で、納豆と合いそうなものは何であれ小さくして入れる、ということです。
色んなものを入れればその分だけ栄養価も高くなりますし、それでいて手間はそれほど掛かりません。納豆と合う食材ってけっこう多いので色々試してみると良いでしょう。
食材の追加で味が薄くなるようであれば、醤油や麺つゆを加えればいいですし、からしが好きな人は加えてもおいしいです。からしの代わりにワサビを入れてみるのも、結構いけると思います。
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まとめ
この納豆ドンブリは、「栄養価の高いものを簡単に」がモットーですが、納豆が好きな人にとっては、アレンジしだいで間に合わせの食事というよりも、しっかりした食事にもなり得るものです。
例えば、まぐろのぶつ切りがあれば、これをベースにしてマグロ納豆ドンブリみたいなものも作れますし、味も自分で好みの味付けにできますから、応用範囲はとても広いのです。「単なる納豆ごはん」などとバカにできたものではありませんよ。
手間をかけずに食事を済ませたいなんて機会があったら、この記事を思い出して、試してみたらいかがでしょうか。