「iPhoneが壊れたから修理したい」、「iPadが調子悪いので診断して貰いたい」、「iPhoneの電池を交換したい」など、アップルの製品を診断・修理したい場合があります。そんな時、きちんと確実に直すには、やはりメーカの正規店で実施して貰いたいと考えるのではないでしょうか。
しかし、実際にいざ診断・修理をしようとしても、予約がいっぱいでできないとか、直接、店舗に持ち込んでも、順番待ちが多すぎて対応して貰えないといった経験をした人も多いのではないでしょうか。
そんな実状によって診断・修理になかなか出せずに困っている方のために、修理を実施するための秘訣を2つ紹介します。
修理をするには
米国アップル社の製品は、iPhoneやiPadなどの普及で、使っている人も多いと思いますが、もし製品が故障した場合は、診断や修理が必要になります。
そのような場合、メーカや修理専門店で修理をして貰うものですが、安心して任せられる点や確実であることから、メーカに出すのが一般的になっています。
メーカ以外の修理専門店で実施する場合は、料金としては安くなる長所はあるのですが、品質上の問題や、あらゆるケースに対応して貰えるかどうかといった点で、どうしても心配が残ります。
また、一度でもメーカ以外で修理を実施した場合、改造歴が理由で、メーカにおける修理サポートを受け付けて貰えなくなる可能性もあります。
というわけで、最も確実な方法は、メーカによる診断・修理ですが、実際の修理はメーカが直接実施する場合も含めて、メーカ指定の正規店が実施することになります。
修理の実状は
メーカの正規店で診断・修理を実施する場合、基本的に電話での予約は行っていないため、ウェブで事前予約をするか、直接店を訪れるのかのいずれかになります。
ウェブでの事前予約の場合、専用サイトで予約することになるのですが、実際に予約しようとしても、いつも予約はいっぱいという状態なので、予約を取ろうにも取れないという実態があります。
また、直接メーカの正規店を訪れても、順番待ちの人で常に長い列が出来ている状態で、受け付けそのものもして貰えないことも頻繁にありますし、たとえ受付けて貰えても、待ち時間が数時間に及ぶケースも珍しくありません。
特に、土日や祝日などは極めて混雑しているため、受け付けて貰えないケースが多いです。
対策は2つ
このような実状がある中で、どうすればメーカの正規店において診断・修理を速やかにかつ、確実に実施して貰えるかがカギになりますが、これには2つの方法があります。
1つは専用サイトでウェブ予約する方法で、もう 1つは直接店舗に持ち込む方法ですから、方法そのものは特別ではないといえます。
しかし、何も考えずにこれらの方法を実施しようすれば、診断・修理は受付けて貰えません。いずれの方法においても、確実に実施して貰うために、弁えるべき点、取るべき手段があるのです。
以下、これら2つの方法について具体的に説明します。
（方法１）Webで予約
Webでの予約は、専用サイトから行いますが、予約開始は1週間前の朝10時からとなります。
しかし、朝10時を少しでも回ると、直ぐに予約がいっぱいになり、予約が取れない状態になります。
従って、専用サイトで予約を取る場合は、1週間前の朝9時台には事前にパソコンなどを立ち上げ、ブラウザで専用サイトに行って、予約が開始されるのを待つ必要があります。
予約にはAPPLE IDによるログインが必要ですから、IDとパスワードは予め準備しておき、ログインした状態で、朝10時近くになったら画面の更新を頻繁に行って、予約開始状態になったかどうかを確認し続けることが大切です。
そして、予約が開始されたと同時に、速やかに予約処理を行うことが肝心です。
私が以前試した時には、10時2分に到った段階では地元長野の正規店は既に予約がいっぱいで、その直後に確認した松本市や群馬県、埼玉県の各店舗においても、全て予約がいっぱいの状態でした。
まさに、10時と共に開始されるweb予約に合せて、直ぐに予約処理を行うことが肝心です。
1分1秒を争う時間との勝負になりますから、心得て望むべきです。
ちなみに1分以内、すなわち10時1分までが勝負だといわれています。
（方法２）直接店に持ち込む
さて、webで予約しようとしても予約することができない場合が多くあります。
その理由は、上記の方法でWeb予約を実施しようと考える人が多く、競争率が高いからです。webで予約できなかった場合の残された手段は、直接店に持ち込む方法です。
この場合も多くの人が訪れますから、単に店に足を運ぶだけではダメです。最も確実なのは、平日など比較的混まない日を選んで、開店前に店舗に並んで待つ方法です。
土日や祝日の場合は、開店前から並ぶ人も多く、店舗によっては受付もしてもらえないケースもあるかも知れませんし、何より待つ時間が長くなって大変です。
どうしても土日や祝日に実施する場合は、開店前のだいぶ早い時間から並ぶようなことも必要でしょう。
私の場合、平日を選んで地元長野の店舗に行ったのですが、店舗は駅ビルの中にあったため、10時開店の前に駅ビルの入口で待つことになりました。
そして、駅ビルの開店直後に店舗まで走って駆け付けた時には、既に二人が先に並んでいて3番目になりました。
その場で3番の番号札を受け取って待機することになったのですが、10時5分くらいに来た人が受け取っていた番号札は、既に10番に到っていました。
まさに時間との勝負だということが良く分かりました。
さて、その時の私は、幸いにも、番号札を貰ってから30分経過したくらいに受付けをして貰え、その場で電池交換が必要との判断が下された後、13時の引渡しになるということで端末を預けることになりました。
時間通り 13時に再度来店して受け取り、無地に一連の処理を完了することができました。
私の実施例からも、平日において開店に合わせて並び、順番待ちが3番でも、受け取り (処理完了)が13時になってしまう訳ですから、いかに早く駆けつけるかが大事だということが、よく分かるかと思います。
特に、直接、店を訪れる場合は、あくまでweb予約の人を優先に処理して、その合間で受け付けて貰えるものですから、状況次第で時間は大幅に前後することがあります。そのような背景を弁えて、よく考えた上で修理に臨みましょう。