PVアップのためには色々な方法やコツがありますが、やはり一番の秘訣は「需要にマッチした、他の記事に負けない良質な記事をかくこと」に勝るものはないと感じます。
もちろん、競争の激しい分野の記事や、実績のないサイトの場合など、条件によっては簡単には行かないことはあります。とは言え、やはり最も基本である「記事の内容」が重要であることは変わらない鉄則で、今回そのことを実感することがありました。
やはり検索は大きい
そもそもPVアップを図ろうとした場合、SNSからの流入や被リンクからのアクセスなどもありますが、やはり検索が占めるウェイトは大きいものです。
検索を意識した場合、検索需要を調べて検索キーワードを検討し、読み手のニーズを考えて、より良い記事を書くことは、サイトを運営する人であれば、誰しもが知るところです。
従って、この方法に沿ってよりよい記事を書こうとするものですが、検索を意識しすぎると、テクニックばかりにこだわり、ともすれば読み手を考えるよりも、検索エンジンを考えた記事を書こうとしてしまうこともあるかも知れません。
しかし、検索エンジンを意識した記事は、検索アルゴリズムが変わればその影響を受けやすく、検索結果は変動しやすくなります。
実際に記事を読むのは検索エンジンではなく、あくまでサイトを訪れた人ですから、最終的には人間が良いと判断する記事こそが、検索アルゴリズムに依存しない読まれやすい記事といえます。
実績を見ている
とは言っても、実際には検索エンジンが検索順位を決める訳ですし、検索エンジンは人ではありませんから、検索エンジンを意識して書いた記事が強いのは当然です。
色々な検索を試みると、検索上位に連なる記事は、検索に強い作り方をしていることが良く分かります。
しかし、検索上位に連なった記事が、必ずしも最も良い記事とは限らないのも事実です。
検索エンジンは記事の内容を直接分析する一方で、実際に人が読んでいる状態を監視していて、読まれた回数や時間を分析して、読者の要求に適っているかを判断していると言われています。
つまり、読者の需要を満たす優れた記事を書くことこそ、検索アルゴリズムの変化・進歩に作用されにくく、長期的にPVアップが期待できる記事といえます。これは、ある意味、当たり前と言えば、当たり前です。
結果が直ぐ出るとは限らない
今回、私が実感を持った記事は、1年ほど前に自身の体験をもとに書いたある記事を通して経験したことです。
その記事は、投稿後しばらくして、そこそこ読まれていることが分かったので、昨年6月頃に、文章表現を改善してより分かりやすくし、段落や強調文字で整えて読みやすくし、体験以外に補足の理論を追記し、ユーザ視点に立って必要な情報を盛り込み、結果として他の記事には負けないと自負できるような記事に改善したのです。
いわゆる、上記のように、当たり前のことを当たり前に実行したわけです。
そして、改善した記事は、自分ながらも上々の出来栄えといえるもので、これでアクセス数が大きく伸びるだろうと期待していました。
ところが、2ヶ月経っても3ヶ月経っても全くアクセス数が増加することなく、むしろピーク時よりも下がるような状況で、その後もずっーと変わらない状態が続いていました。
そんな姿を見て、
「やはり実績のあるサイトや、既に検索上位にあるサイトには、なかなかかなわないものだ」
「記事が良いだけではそう簡単には行かないものだ」
などと思っていました。
そんなある日、その記事が少しずつ読まれるようになり、ある時、急にアクセス数が明らかに増えたのです。
そして、改めてその記事の関連キーワードで検索を試みたところ、以前と比べてかなり上位になっていることが判明したのです。その後も、それなりのアクセス数が安定して続き、これを見て「内容の充実した記事はやはり強い」と実感を持ったのでした。
この記事は、決して、ピッグワードによる多数のアクセスを集めるような記事ではありませんが、私のような雑記ブログをコツコツ書く人にとっては、1つ1つの積み重ねの中の大事な記事のひとつでしたから、そういう意味で価値ある経験だと思えます。
更に、別な記事においても、何カ月経てそれなりに上位に定着した例も見つかり、検索結果は直ぐに反映されるとは限らないのだと強く感じました。
まとめ
以上、誰しもが分かっている、「良い文章を書く」という当たり前のことを通じて、改めて分かったことをまとめると、
- 良い文章を書くことはPVアップのために最も大切な要因のひとつである
- PVアップのテクニックより、コンテンツの質の方が、検索アルゴリズムの変化に強く長期的には効果が高い
- 良い文章を書いても結果につながらないことも、結果が出るまで時間を要することもある
といったところでしょう。
当たり前のことを当たり前に遂行するって、大切だと改めて感じました。