除菌用アルコール、消毒用アルコール等、一般家庭でも台所まわりの除菌や、インフルエンザの予防等、家庭用アルコール製品が普及しています。
このアルコール、使い方次第で色々と便利に使えますので、有効に活用したいものです。
除菌・消毒作用がある
まず、本来アルコールには除菌・消毒作用があることから、これを目的として使います。
冬場などインフルエンザが流行る時期などには、うがい手洗いが有効と言われていますが、手洗いと同時にアルコールで手を消毒しておけば、より効果的になります。
食物を扱う台所回りに使用すれば、食器をはじめとした台所用品を消毒でき、清潔に保ってくれますので、とても重宝します。
台所で調理した食物は、直接私たちの体内に入りますので、とても重要です。
ただ、1つ注意しておかなければならないのは、ノロウィルスなど一部のウィルスに対しては、アルコールはほとんど効果がなく、これらの除菌については、塩素系の漂白剤を適度に薄めて使用する必要があります。
特に家庭内で感染者が出た場合は、嘔吐物等付着した箇所には、徹底してこの漂白剤で除菌すべきで、アルコールを使用すべきではありません。
クリーナー代わりになる
さて、除菌・消毒以外の使い方としては、クリーナー代わりに使う方法があります。
ある意味では、クリーナーに使う方が、除菌・消毒の用途以上に有用かも知れません。
クリーナーとしての利用は、特に換気扇まわりの油汚れ取りには、とても威力を発揮してくれます。
結構ありがちなのが、油汚れに強いと言われる台所用の洗剤を、換気扇まわりのクリーニングに使用するケースです。
この方法では、油汚れが落ちることは落ちますが、スポンジ等でゴシゴシやらないと、なかなか汚れが取れないので、たいへん手間がかかります。
アルコールを充分含ませたペーパーを使ってひと拭きすれば、面白いように油汚れが落ちますので、やったことの方はぜひ試してみて下さい。
必要に応じて、その後、洗剤等で洗えば、より効果的でしょう。
油成分に効果を発揮
そして、コンロ周辺の壁などに付着する、油成分を多く含む汚れ全般に対して効果的であり、とても役に立ちます。
台所の周辺はコンロを中心として、どこにでも油汚れが付着し、べた付いたりして、とても不快な汚れとなる場合がありますが、こんな時こそアルコールの出番です。
換気扇周りと同様、面白いように汚れが落ちます。
そして台所回りに限らず、表面に蓄積した汚れ、特に何らかの理由でべたつく汚れになっている物、全般のクリーニングに使えます。
家庭内に喫煙者がいると、家具などに煙成分が付着したりしますので、この場合にも有効です。
さらに、アルコールを使うことで、油性ペンやマーカで間違って書いたもの、塗ったものを消すことができます。
本来、これらはシンナー等を用いるべきですが、シンナーを持ってない家庭や、手軽に出せる場所にしまっていない場合に役立ちます。
物によっては、あまりきれいに落ちない場合がありますので、そんな場合は、やはりシンナー等を使う方がいいかも知れません。
このようにアルコールは、本来の除菌・消毒目的以外に、クリーナーとしてとても役立ちます。
中には、こんなにきれいに落ちるの、と驚かされる物もあります。
用途に従って使い分けて、有効に使いたいものです。
但し、アルコールで変色したり、素材が変化してしまうものもありますので、注意して下さい。
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