本年5月から販売が開始されたスターバックスの「Starbucks Sparkling Citrus Medley」は、身近なコンビニエンスストアで手頃な価格で購入することができます。
私も発売開始から何本も飲んでいますが、手軽に購入することができるだけでなく、スターバックスらしい味が出ているところに、魅力を感じています。
どんな商品
新たに発売されたこの商品は、スターバックスが開発した「スターバックス・スパークリング・シトラスメドレー(Starbucks Sparkling Citrus Medley)」と呼ばれるもので、サントリー食品インターナショナル(サントリーフーズ)が販売している炭酸飲料です。
一部を除く全国のコンビニエンスストアで購入できることから、わざわざスターバックスに足を運ばなくても、日頃から簡単に購入することができます。
パッケージは390mlのペットボトルで値段は1本130円ですから、 よくある飲み切りタイプのペットボトルと比べると、ひと回り小さいサイズです。
パッケージには「コーヒーチェリー由来のカフェイン配合」と書かれていて、原材料には、 りんご、オレンジ、グレープフルーツ、ココナッツの果汁が使われ(果汁10%未満の表記あり)ています。
特に、原料にコーヒーチェリー抽出物を用いて、これに由来するカフェインが配合されているところが、さすがにコーヒーのスタバという感じがします。
ちなみに、コーヒーチェリーとは、簡単に言えば生のままのコーヒー豆で、普段は馴染みがありませんが、赤い色の実です。
パッケージには
すっきりとした甘さと炭酸の刺激にカフェインが合わさり、キレのある爽快な後味が特徴です。カラダに嬉しいローカロリー
とも書かれていて、キレと爽快さを掲げたローカロリーな飲物であることが分かります。
実際の味は
さて、実際の味はどうかですが、ひと言で言えば、スターバックスらしい個性が出た、他のメーカでは真似のできない味になっています。
スターバックスの場合、コーヒーを中心とした飲料が商品の中心ですが、この商品の場合、コーヒーチェリ一由来のカフェイン配合が大きな特徴になっています。
つまり、原料に使われているコーヒーチェリー抽出物が作り出す味わいが、独自の味わいを生み出している感じがします。
生のコーヒーチェリーを食べたことは無いので、そのように感じるのには、半分憶測も含んでいますが、少なくても、この商品で感じる天然の味わいのうち、他に思い当たる原料が存在しないのは事実です。
言い方を換えれば、原材料として表示してある、りんご、オレンジ、グレープフルーツ、ココナッツだけでは出せない、 決して人工的ではない味わいを感じるのです。
そして、 商品名がシトラスメドレーであるように、 柑橘系の味わいを出しているのですが、主役であるはずのグレープフルーツの味が抑えられていることで、独自の味わいが生まれています。
つまり、同じ柑橘類であるオレンジが加わることでグレープフルーツが出しゃばらない味となり、それでいて柑橘に縛られていないような味なのです。
恐らく、りんごとココナッツが微妙に加えられていることで独自の味を生んでいるのでしょう。
このように原材料の微妙な割合が作り出す味わいは、他の飲料メーカが発想できない独自性を強く感じます。
そして、そこから生まれる爽快な味と、炭酸で生まれるスッキリ感が合わさって、なんとも言えない味わいになっています。
言葉で説明するのは限界がありますので、「とにかく飲んでみて!」「飲んでみればその美味しさが分かる」と言いたいです。
私に関して言えば、カフェインが常習性の成分であることが理由かどうかは分かりませんが、この飲み物、既にヤミツキになりつつあります。
今後が楽しみ
さて、スターバックスのこの種の飲み物が一般の店舗で広く販売されるようになったのは、今回が初めてだと思います。
従来一般の店舗で見かける商品は、コーヒー類のみでしたから、スターバックスが今後に向けて新たな一歩を踏み出したという印象を受けます。
ここで思い浮かぶのが、スターバックスが季節限定で販売する数々の飲み物です。
スターバックスが、季節を意識して作り出すオリジナル商品の中には、既に定番になった商品もあれば、新たに登場する商品、年々改良が加えられる商品もあり、その季節を迎えて販売が開始される度に、「今回はどんな飲み物なのだろう」と毎回楽しみになります。
そのような飲物は、「これは絶妙な味だ」「これはとても美味しい」「これは少し残念な味だ」などと、その時その時で味わいの感想は異なるのですが、毎回かならず感じることは、「ありきたりでない個性豊かな味」です。
そして、そのような飲物の中には、「これは本当においしい!」と思わず叫んでしまいたくなるような当たりの商品があります。
今回、スターバックスが発売を開始したこの商品は、そんな当たり商品にも近い、自信作のひとつに相当するのではないでしょうか。
そして、この販売戦略を足掛かりとして、 今後もオリジナル色豊かな商品が出てくるのではないかと期待感が湧いてきます。今後のスターバックスの動向に注目して行きたいですね。
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