今年の夏休み、上京した機会に原宿へ足を延ばし、かき氷の店「Snowy Village原宿店」に行ってみました。
この店は「世界で一番美味しいかき氷」を看板にしている、かき氷の専門店ですが、繁華街でもあり、真夏の暑い日であったこともあって、レジの前には長い列ができていました。
このような店は、上京したついででもないと入る機会がないですし、私の住む地域では決してお目にかかることができないような、珍しい店でもあったので、食べてみることにしたのでした。
見た目はジャンボかき氷
かき氷の種類はいくつかありますが、一般のかき氷と違うのは、かけるシロップで種類分けされているのではなく、かき氷の上にトッピングするもので分けられています。
今回、私が注文したかき氷は「生いちご」と「生マンゴー」の2点で、値段はいずれも1300円でした。
「世界一」の看板を掲げるだけあって、値段も一般のかき氷に比べてさすがに桁が違うのですね。
かき氷の見た目は写真のように、とにかく大きな器に氷がたくさん盛られていて、氷の表面上にところ狭しとトッピング品が並べられていました。
私がたのんだのは生いちごと生マンゴーなので、それぞれの果実が適当な大きさにカットされて表面全体に配置され、上部にはホイップクリームがかけられて、更にそれぞれイチゴ風味とマンゴー風味のシロップが掛かっていました。
私が注文した以外の、他の種類のかき氷も、基本的には同じつくりですが、中にはもっとサイズの大きなものもありましたし、作りの異なるものもありました。
このかき氷の見た目の印象をひと言でいえば、まさに「ジャンボかき氷」というところです。
実際に食べてみると
実際に食べてみると、かき氷を食べているというよりも、冷えたフルーツをかき氷と一緒に食べているという感覚でした。
そして、かき氷じたいは水気をほとんど感じない、とてもサラサラした状態で、少しふわふわ感もありましたので、冷たさがあるものの口当たりがだいぶソフトでした。
かき氷に上には、それぞれのフルーツに合せてイチゴが赤色、マンゴーが橙色のシロップがかけられていましたが、シロップというよりどちらかといえば蜜のように少し粘り気が感じられました。
内部の氷自体には、それらのシロップとは別に練乳のようなミルキーな味付けがされていました。
この内部の味付けは、練乳ほどドロドロしていない無色透明で、練乳よりも若干サッパリ目の味で、甘さも抑えてありました。
外部と内部のシロップの味は各段に美味しいというほどではありませんが、抑えられた甘みがトッピングのフルーツととてもマッチしている感じでした。
内部の味付けは、氷全体にまんべんなく行き渡っていて、味を感じない部分がないほどでした。
このような状態から推測すると、味をまんべんなく行き届かす目的と、融点を下げてサラサラ感を出す目的で、製氷の前段階で予め水に何らかの甘み成分を加えているのかも知れません。
この凄さはかき氷ではない
さて、贅沢に並べられたトッピングフルーツを1つひとつ食べて行き、「あとは氷だけになってしまうのか」と、ちょっと悲しい思いを抱きかけていた次の瞬間、「これは凄い!」と、器の下部にもたっぷりと同じフルーツが入っているのを発見したのでした。
これを発見するまでは、「フルーツを乗せていて大盛りのかき氷とはいえ、1300円もするのはさすがにちょっと高い」との思いを抱いていたのです。
しかし、下部のフルーツを見た瞬間、「なるほど!世界一を看板にするだけのことはある」と納得したのでした。
そして最後まで食べて振り返った時、かき氷というよりもむしろ「大盛りフルーツの氷和え」というような感じで、フルーツを贅沢に使ったデザートという方が適切だと思いました。
かき氷という商品名でありながら、もはやかき氷の域を越えた凄い「デザート」だと感じました。
店の情報
このSnowy Village原宿店の詳細を下記に掲載しましたので、機会があればぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
原宿の繁華街にありますので、アクセスしやすいです。
JR原宿駅からなら徒歩6分、地下鉄東京メトロ明治神宮前駅からなら徒歩3分、地下鉄東京メトロ表参道駅からなら徒歩10分です。明治通り沿いのビルの一階なので通りを歩いているとすぐ分かります。
Snowy Village原宿店
住 所:東京都渋谷区神宮前1-8-8(1F)
電 話:03-6447-0536
営業時間:9:00~22:00
定 休:なし
下記に、簡単な地図を掲載しました。
詳細地図は下記をどうぞ。
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