これはある意味では当たり前のことですが、プロブロガーと言われる方の運営サイトにおいて、大きな異変が起きています。
その異変とはズバリ、記事の更新頻度が激減していること、即ち、新規に書き下ろす記事数が急速に少なくなっていることです。
私がこのように言うのは何も特別なことではなく、名をあげているような色々なプロブロガーのサイトを見ればすぐ分かることです。
この姿から、収益だけを目的に新たにブログを開設することは、もはやナンセンスと言えるのではないかと痛感します。
歴史の必然
私がブログを始めたのは今から2年半くらい前の2017年10月でしたが、当初からこのような動向になると感じていました。
換言すれば、その頃から「近い将来、ブログ界は変わり、流行らなくなる」という思いを抱いていました。
これはある意味「歴史の必然」でもあり、それが最近に到り、顕著に表れてきたってことです。
なぜそのような時代になって来たのかと言えば、もう言うまでもないですが、ブログをやる人が多すぎて飽和状態になってきたからと言えましょう。
端的に言えば、プロブロガーにとって、記事を更新することは採算の取れない作業になって来ているってことです。
では、そんなことが分かっていながら私がなぜブログを始めたかですが、情報と言う資産を築くことに魅力を感じたからです。
そしてもう一つの理由は、プロブロガーとは異なり、ブログで生活している訳ではないからです。
どんな姿に表れている
さて、実際にプロブロガーの運営サイトにどのような変化が生じているのでしょうか。
これは色々なプロブロガーの記事をよく読む人であれば説明する必要はないかと思います。
単純に、更新が途絶えた・停止した、頻度が鈍化した・明らかに落ちたという姿に表れているんですね。
少し実例をあげてみましょう。
敢えてどのサイトなのかや、運営者が誰なのかは伏せますが、「知る人ぞ知る」ので、ちょっと詳しい人はそれが誰なのか分かると思います。
まず、ブログ業界のカリスマ的な存在である高知県に住むI氏ですが、以前は「ブログ更新」を周囲に強く勧めていて、ご自身も毎日のように頻繁に更新していました。
しかし最近に至っては、ガクッと更新頻度は落ち、ブログはあくまで事業のごくごく一部って感じになって来ました。
次に、20代でありながら5本足の海中生物をイメージキャラクタにして、記事の面白さが受けてヒットしたH氏のブログで、かつてはほぼ毎日更新していましたが、今や殆ど更新されなくなりました。
新たな面白い記事を楽しみにしていたファンにとっては少し残念ですが、プロとなり事業としてブログを考えるようになってからは大きく方向転換した感じがします。
更に、学生(早大)時代からブログを始めて一気にPVを集め、若者を中心に人気を得ていたY氏ですが、ブログの記事更新は基本的にしなくなっています。
もとから決して記事の更新頻度が高かったわけではありませんが、ブログはあくまで一つの通過点という感じで、早々から違う方向を模索していたようですね。結婚を機に、完全に違う方向にシフトした感じです。
そして、割と最近ブログを始めて大成功した元美容師のT氏。少し前までは「ブログはまだまだ可能性がある」と言っていたのですが、最近は「ブログはもう終わりでは」と語り出しました。「競争が激しくて、PVアップが難しい」とのことですね。
また、元webマーケティングの仕事をしていたというW氏。サイトが軌道に乗るまでは多数の記事をポストしていましたが、サイトに力が付くと投稿頻度を下げ、効率的な運営に入るようになっていました。
さすがプロという感じで、当初からブログは長く続かないことを予期していたようで、無駄な労力は避け、最低限の労力で結果を得るようにしているように見えます。
記事を減らしているのは兼ねてからの戦略通りという感じはしますが、本人は「いつまで持続できるかは分からない」と、以前からその限界に触れています。
この他にも、頻繁な投稿を続けているプロブロガーが低迷を示唆する記事を書いていたり、多くのプロブロガーが記事一覧から投稿日の表示を見えなくしたりしていて、明らかに記事更新頻度が低下していることが分かります。
そんな多くのプロブロガーは今、ブログを通して得たキャリアを活かして、新たな事業に向かって進んでいるのが現実ですね。
本ブログ・・・これからどうする
そんなブログ業界の動向があり、本ブログとしてはどうするか。
答えは簡単です。
そのまま継続します。
なぜなら、私はプロではなく、生活が懸かっている訳ではないからです。
また、ブログ運営には興味が尽きず、楽しさを覚えているのもその理由です。
でも、これからブログ運営を考えている人がいれば、何のために運営するかを見直すべきだと思います。
未だに「ブログで簡単に稼げる」などの妄想を抱いている人、大きな勘違いをしている人がけっこういるようです。でも、そんな上手い話は絶対にありません。
もし、収益だけを目的に考えている人がいれば、他の道を探すべきでしょう。