有名な格言に「試合に負けても勝負に負けるな!」という言葉があります。
この言葉をブログ運営に当てはめるならば、
「検索ランクに負けても記事コンテンツに負けるな」
というところでしょう。
今回、そんな言葉が当てはまるようなコンテンツで負けないことが重要であることを実感する経験をしました。
「試合に負けても勝負に負けるな」とは
本題に入る前に、まず
「試合に負けても勝負に負けるな」
という名言について触れておきましょう。
これは、試合や競技などで勝ち負けを争う時に、点数だけで結果を判断した時に負けであったとしても、その試合や競技の内容や充実度などの上では勝るというものです。
分かりやすい例をあげれば、卑劣な手段で勝利をおさめるくらいなら、たとえ敗れたとしても正々堂々と勝負するといったものです。
スポーツの世界でも、
「結果としては負けたけど、試合の内容はむしろ勝利と言えるものだった」
という試合を見かけますが、これが「試合に負けても勝負に負けるな」のひとつの姿でもあります。
ブログ運営に当てはめれば
こんな名言を、もしブログ運営に当てはめてみるならば、
「検索ランクに負けても記事コンテンツに負けるな」
となるでしょう。
これは、グーグルなどで検索した結果が、たとえ上位にランキングされなかったとしても、上位にある記事よりも優れたコンテンツ(内容)であることを意味します。
本来、検索結果は、優れた記事から順番にランキングされるハズですから、理論的にはこのようにはならないのですが、現実は色んな要素が関係しますので、理想通りにはなりません。
いい勝負をしたから試合に勝てるとは限らないのに似ています。
とはいえ、グーグルが「コンテンツこそ第一」とうたっている以上、コンテンツがなにより重要なことに変わりはありません。
背景として
それでは、「検索ランクに負けても記事コンテンツに負けるな」を実感したできごとをお話ししましょう。
それは、ブログを始めてからまだ1年にも満たない頃に書き下ろしたひとつの記事にまつわる話です。その記事は、パソコンのソフトウェアのノウハウに関するものでした。
私にとっては、特に使い慣れたソフトウェアに関してでしたので、けっこう自信を持って書くことができましたし、自分でも内容の満足いく記事になりました。
他の上位の記事と比べても、独創性もありましたし、新たに加えた有益な情報も豊富でしたから、これなら検索上位間違いなしと自負するほどでした。
ところが、いざ蓋を開けてみるとアクセスはわずかで、投稿から数か月後にようやく月当たり20PV位でした。有利な3ワードの複合キーワードでも、検索結果はせいぜい10位前後で、期待通りにはなりませんでした。
結局、パソコンソフトなどに特化した専門サイトや、類似の記事を多く持つ実績のあるサイトが検索に強く、コンテンツには自身はあったものの、私の記事は上位と言える位置にはならず、その後も1年余り、月間20~30PV辺りで推移していました。
「あれだけ力を入れて記事を書き、コンテンツにもかなり自信があったのに・・・」
そんな思いを抱きつつ、読まれる記事を書く難しさを感じていました。
何が起きたか
ところが、約1年間20~30PV辺りを推移していたアクセス数が、その後、月間数十アクセスに上がり、その後70、80、90台とじわじわと増加し、遂には100を超えるようになったのです。(もちろん実質的な記事の変更・更新はしていません)
その後も、月100PVをコンスタントに維持するようになり、それに気づいた私は、
「あの時に力を入れて書いた記事が、今頃になってコンスタントに読まれるようになってきた」
と自覚しました。
その時に抱いた率直な思いは、やはり「コンテンツが第一」でした。
そして、当初10位くらいであった3ワードによる複合ワードの検索結果は4位にまで上がっていました。
「『コンテンツで負けない』を繰り返せば、いずれは『ランクでも負けない』になるのだ」
というのが正直な思いでした。
上記の名言を例に取れば、
「いい勝負を続けていれば、負けていた試合も、勝てるようになる」
ということです。
コンテンツこそ第一。
肝に銘じてブログ運営を続けて行きたいと、心を新たにしたものです。