長野に引っ越してから水道代が高いなぁと感じていて、以前このブログでもその記事を書いたことがありましたが、職場で水道代が高いことが話題になった時、首都圏出身の方も同じ意見で、水道代は高いとのことでした。
そして、その時の話題のひとつに「水道代だけでなく、ガス代も高い」とのことでした。
その時、私自身はガス代が高いイメージを持っていなかったので、実感持てていなかったのですが、気になったので調べてみました。
東京と長野で比較
実は、引っ越してくる前の埼玉では、オール電化だったのでガスの支払金額が感覚的に分からず、記録としても残っていませんでした。そこで、当時、埼玉に住んでいた地域の都市ガスが東京ガスであったため、これと現在の長野都市ガスを比較してみました。
どちらの都市ガスでも、ガス料金は基本料金プラス使用ガス量に応じた金額がプラスされて算出されますが、一般料金の他、プランに応じた金額があり、実際の額は細かい微調整が行われる上、検針月ごとに使用単価が変化するため、次の条件で比べました。
- 同類の数プランを比較
- 検針月は本年1月の単価を適用
- 細かい微調整額は無視
比較した結果は次の図のようでした。
横軸がガス使用量(立法メートル)で、縦軸がガス料金(税込み)です。
ここに記載したそれぞれのプランの意味は以下の通りです。
東京・長野一般:ごく一般の料金
東京・長野ゆったり(湯ったり):高効率給湯器を使用するプラン
東京・長野暖らん1:特定のガス機器使用で適用されるプラン
東京・長野暖らん2:複数の特定のガス機器使用で適用されるプラン
この4つのプランは、下に記載したプランほど、ガス料金が安いプランです。
長野は高い
さて、上図を全体的にざっくり見れば、やはり東京ガスよりも長野都市ガスの方が高いことが分かります。
ここで、図を見やすくするために、長野の一般料金プランを基準にして、このプランとその他のプランとの差額をグラフにしてみました。
一般のプラン(黄色)を見てみると、20立方メートルを超えるあたりから、東京ガスと長野都市ガスの差に大きな広がりが生じることが分かります。80立法メートル使用すれば、ガス料金の差は500円くらいになります。
そして、割引率の高いプランほど、東京ガスと長野都市ガスの差が大きくなることが分かります。
最も割引率のよい「暖らん2」のプランを比較(濃紺:東京ガス、灰色:長野都市ガス)してみると、78立法メートル使用した場合には1000円もの差がでる(東京ガス:664円、長野都市ガス:1664円)ことが分かります。
まとめ
以上のように、通常のプランでも長野都市ガスは東京ガスに比べて料金が高いことが分かりました。
また、エコ用のガス器具を使った割引プランほど、その差が広がる傾向にあることが判明しました。東京ガスの方が、省エネルギーに力をいれている姿の現れなのでしょう。
いずれにしても、水道料金のみならず、ガス料金も長野は高いですね。じわじわと進む長野の過疎化ですが、このような点も一要因になっているといっても過言ではないでしょう。
県政や市政には、こういう現状を深く認識して、もっともっと住みやすい環境を整えて欲しいと願うものです。