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電子レンジのグリル機能を使うのは必要な時だけの方が良い。

多機能な電子レンジには、グリル機能が搭載されたものがありますが、この機能は便利である反面、デメリットもあります。

電子レンジのグリル機能は便利だがデメリットもある

便利だということで多用している人も多いと思いますが、我が家では、メリットとデメリットを考えて、他の機器と使い分けています。

実際に使い分けに使用している機器は、トースターレンジとガスレンジのグリル機能で、これらを状況に応じて選んでいます。

むしろ、どちらかと言えば、電子レンジのグリル機能は、必要最低限の時しか使わないようにしています。

グリル機能とは

まず本題に入る前に、グリル機能について簡単に説明しておきます。

グリルはGrillと書き、その語源は「肉焼き網」です。

昔は焼き料理に網を利用していたからですが、現在ではグリルはそのまま「焼く」という一般の意味で使われるようになりました。

従って、グリル機能と言えば「焼く機能」という意味です。

本来、電子レンジは「温め機能」が主機能ですが、これに「グリル機能」を併せ持たせたことで、電子レンジの付加価値は高まりました。

そして、グリル機能は、機能を選択して火力や時間を設定する程度の簡単な操作で済みますから、とても便利な機能のひとつして、広く使われるようにもなっています。

しかし、グリル機能を持つ他の調理器具(ガスレンジやトースターレンジなど)と使いわけることが賢い使い方です。

ちなみに、電子レンジのグリル機能とオーブン機能を混同してしまう人がけっこういますが、全く違う機能です。

グリル機能は、一定の方向から熱を加えて特定の箇所から加熱する焼き方で、あまり厚みのない物で、表面に焦げ目を付けたい調理に適しています。

オーブン機能は、調理器内部を全体的に熱して食材全体を温める焼き方で、厚みのある物など、じっくりムラなく焼き上げたい調理に適しています。

どちらも焼く意味を持っていますが、違う機能です。

メリット

では、グリル機能の簡単な説明が終わったところで、まずグリル機能のメリットについて触れましょう。

メリットと言えば、何と言ってもきれいに焼ける点です。

焼き加減はもちろんのこと、中には経過時間に応じて火力を自動的に調節してくれたり、焼き具合を判断して、状況に応じて必要な処理をしてくれたりするものもあります。

例えて言えば、単に焼くだけではなく、「考えて焼く」という感じです。

最近では、多数の調理メニューを持った電子レンジも多く、適切に火力を判断して、うまく料理してくれるので、調理が簡単になってとても役立ちます。

実際、我が家でも調理メニューを利用することがありますが、それで調理を失敗したことは一度もありません。

デメリット

次に、デメリットについてですが、何と言っても嫌なのが汚れでしょう。

普通に電子レンジの温め機能を使う場合は、ラップをしたり、蓋をかぶせたりすることもできますので、それなりに汚れを防止できますが、グリルの場合は熱のためにそれができません。

加熱によって食べ物が飛び散ってレンジ内を汚すだけではなく、レンジ内面に油の膜が貼りついて行くので、とても気持ち悪いものです。

更に言えば、汚れによって生じる臭いは、どうしてもこびり付くものなので、残ってしまいます。丸洗いなどはできませんから、余計に厄介です

もう1つのデメリットとしては、加熱後は熱が籠るので、直ぐには温め機能を使えなくなったり、機能が制限されたりする点です。

グリル機能を使うと、レンジ内部の金属部も温められるので、レンジ内の温度は扉を開けたままにしても、なかなか下がりません。

電子レンジの温め機能は通常、温度センサによって対象の温度を把握した処理をするので、レンジ内部に熱が籠っていると正常な動作をせず、一定温度に下がるまで待たなくてはならないのです。

近年では、温め機能が調理に欠かせない機能の1つになって来ていますが、それが一時的に使えなくなるのはとても不便です。

そして、更に別なデメリットとして、大きめの構造をしている分だけ熱効率が悪く、電気代が少し多めにかかるということがあります。

これは、ガスレンジなどに比べると若干高いという一般的な傾向なので、あまり神経質になる必要はないでしょう。しかし、グリル機能を多用している人にとっては、電気代が無視できない場合もあるかも知れません。

どう使い分けるか

ということで、メリット、デメリットがあるわけですが、どのように使い分けたらよいでしょう。

基本的には、ガスレンジか、トースターのうち、適した方を選んで使うのが一番良いと思います。

つまり、通常は電子レンジのグリル機能は使わないことにして、どうしても必要な時だけ、使うようにするのです。

その一番の理由は、手入れのしやすさが大きく違うからです。

ガスコンロは汚れることを想定して作られているので、コンロのグリル部の受け皿は通常、丸洗いできる構造になっています。

また、トースターは電子レンジに比べて構造が単純なこともあって、掃除をしやすくできています。我が家で使っているトースターの場合は、網の部分や下部の受け皿が取り外せる構造になっていますので、部分的に丸洗いも出来ます。

更に、いえば、ガスコンロは比較的、汚れに強い構造をしています。一方、トースターは我が家の製品のようにパーツごと丸洗いできるタイプもありますし、たとえ丸洗いできなくても、比較的に安価なため、汚れがひどくなってきたら、早目に買い替えても経済的な負担は小さくて済みます。

このように手入れのしやすさの差がぜんぜん違うのです。

そしてトースターは、割と安価な製品でも、ワット数を調整できるタイプのものがありますから、こうした製品をうまく使うと、電子レンジのグリル機能を使わなくても済むケースは増えます。

また、調理によってはアルミホイルで囲う、包むといった方法を採れば、電子レンジのグリル機能を使わなくて済むケースも増えます。

使い方を色々と工夫して、必要な時だけ電子レンジを使うようにしたいものです。

実際、焼き方をきちんと考えて焼けば、電子レンジを使おうが、他の調理器具を使おうが、それほど料理の完成度に大差はでません。

使う時の注意

それでも電子レンジのグリル機能を使う場合はあります。

そんな時はまず、電子レンジの温め機能を使う調理が他にないかを確認してからグリル機能を使うのが良いでしょう。

それは、グリル機能を使った直後に温め機能を使いたくなっても、直ぐには使えないからです。

そして、グリル機能を使うに当っては、少しでも汚れにくいように、食材の配置や位置を考えるといった工夫が大事です。

また、使い終わったら、温度がある程度下がった時点で、早目に掃除をすることです。あまり時間を置くと、油分が固まってしまって、拭き取りにくくなってしまうからです。

あと、ちょっとした工夫として利用したいのは、ガスレンジやトースターを使って下ごしらえをして、仕上げの調理にのみ電子レンジのグリル機能を使う調理方法です。

これは、少し手間が掛かることは掛かるのですが、食材に脂分の多い肉や魚を用いる場合は、油汚れを低減するためには、かなり有効な手段です。

以上、我が家での電子レンジのグリル機能の使い方を紹介しましたが、参考にして頂けるところがあったのではないでしょうか。

日々当たり前に使っているものでも、使い方を見直してみると、何か新しい発見があるかも知れません。

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