長野県内のスターバックスを色々と巡り続けてきました。
今回は、既に無くなってしまった「諏訪湖サービスエリア(下り線)店」を偲んでみます。
この店が閉店したことを惜しむ人も多いとのこと。
なので、スタバを愛する思いを胸に、再びこの地にスタバを切望しつつ記事を書きます。
目次
諏訪湖サービスエリア(下り線)店ってどんな店舗
まず、このスタバがどんなお店なのかをまとめておきます。
スタバ「諏訪湖サービスエリア(下り線)店」がオープンしたのは、2009年7月3日のこと。
長野県内では9番目のオープンです。
県内1号店の長野駅前店が2003年6月にオープンしてから約6年後。
県内では割と早くオープンした店でした。
店舗番号が「933」ですから、全国展開するスターバックスの中ではかなり早期の店。
現在は、
諏訪湖サービスエリア(上り線)店(2012年1月10日オープン)
諏訪城南店(2014年3月30日オープン)
レイクウォーク岡谷店(2016年7年21日オープン)
などの店舗が諏訪湖周辺にありますが、その頃は諏訪湖付近で唯一の店でした。
しかも、サービスエリア(SA)内にあるスターバックスとしては、当時まだ珍しい存在でもありました。
同じ時期に開店した梓川サービスエリア(上り線)店(2009年6年30年オープン)と共に、SA内のスタバの先駆けだったのですね。
そして、数年に渡って親しまれて来た店舗でしたが、2015年11月からの休業を経て2016年4月に正式に閉店となりました。
わずか数年余の営業期間でしたが、まことに意義のあるカフェ店でした。
意義のあるカフェ店
さて、このスターバックスがどれほど意義のある店舗だったのか。
多くの人に親しまれたお店だったことは、口コミなんかを見るとよ~く分かります。
後からオープンした諏訪湖サービスエリア(上り線)店(2012年1月10日オープン)を見ても本当によく分かります。
意義があると言えるポイントは3つ。
(1)諏訪湖を見渡せる景色のよさ
(2)休息所として絶好の位置
(3)立地するSA自体が有意義
では、詳しく説明します。
(1)諏訪湖を見渡せる景色のよさ
何と言ってもこの店の最大のメリットは、諏訪湖を見渡せることです。
この店は、近くに諏訪湖があって、ちょっとした高台に位置。
なので、見晴らしがよく景観に優れているんですね。
夜間なら、諏訪湖の夜景も楽しめます。
SAの上り線にもスタバがありますが、そこよりも高い場所。
より高くから見下ろせるので、眺めは最高。
しかも、季節が良ければ、爽やかな風も吹き抜けます。
気持ちよく快適に休めるんです。
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(2)休息所として絶好の位置
ところで、何でサービスエリアにスタバが?
と思う人もいると思いますが、このSAって休みたくなるような絶好の位置にあるからなんです。
スターバックスが、わざわざここに店を開設したのも頷けますね。
このSAは、甲府から北信州や名古屋へ向かう道路の途上にあります。
ちょうど、信州へ入ってから長い上り坂が続いて一段落する地点なんです。
自然に囲まれたルートを走り抜けて、ちょっと休みたいと感じる場所。
しかも、諏訪湖という観光地。
自然に「ここで休息をとろう」と思えるサービスエリアなんですね。
山梨を抜けてからは、他にまともな休息エリアが無いって理由もありますが…
とにかく、休みたくなるサービスエリアが諏訪湖SA。
そんな絶好の場所に、このスタバはあったのです。
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(3)立地するSA自体が有意義
諏訪湖サービスエリアは、割と小さめで、どちらかと言えばパーキングエリア(PA)のような感じすらします。
しかし、観光の名所だから、けっこう有意義なんです。
一例を挙げれば、サービスエリア内に天然の温泉があります。
全国的にも、温泉なんてあるのは限られたサービスエリアだけ。
これだけでも、このSAの凄さが分かると思います。(余談ですが、諏訪湖SA(上り線)にも温泉があります)
そして、SAの湖側には、細長い通路があって、どこからでも湖を眺められるような構造。
更に、エリア内には、地元の名産・名物の売店やレストランなどもあります。
レストランの席からも諏訪湖を眺められるんですね。
更に、多くの人が利用できるように、ぷらっとパーク(SA外からも出入り可能にするための駐車場)も用意されています。
現在に至っては、スマートインターにする工事も進められています。
このSAが、いかに重視されているか分かりますね。
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親しまれたお店
このスターバックスがどれだけ親しまれていたかは、口コミにも残っています。
抜粋して要約すると、
「行楽シーズンなどは、けっこう行列があった。」
「高速を利用するたびに利用していた。」
「いつも賑わっていた。」
などのコメントが目に付きますね。
なので、閉店してしまったことを惜しむ声もありました。
そして、どれだけ親しまれていたかは、現在ある、諏訪湖サービスエリア(上り線)店の様子を見ると更によく分かります。
この店舗も、諏訪湖が一望できる点で同じです。
上り線の運転の休息場所としても、絶好の場所にあります。
類似点が多いこの店は、けっこう混雑して、列もできます。
一度、足を運ぶとリピートしたくなります。
景色も雰囲気も素晴らしいですからね。
だから今は無き諏訪湖SA(下り線)店も、ここと同じように親しまれていたんだなぁと実感できるんですよ。
本当に、閉店してしまったのが惜しまれます。
できれば、再オープンして欲しいと思うのですが、恐らく無理ですね。
せめて、当時を惜しみ、当時の店の簡単な情報をまとめて残しておきます。
オープン日:2009年7月3日
店名:諏訪湖サービスエリア(下り線)店
店番号:933
住所:長野県岡谷市湊方久保461 諏訪湖サービスエリア(下り線)
営業時間:7:00~21:00
定休日:不定休
電話番号:0266-21-2053(当時の番号のため使用厳禁!)
所在位置:
東経:138°4’35”
北緯: 36°1’35”
標高:820m
敷地面積は決して広くないものの、出入口は2か所あって店内にも一応の座席があったそうです。
店内も決して広くなく奥行きも無かったようですが、店舗前にはテラス席がテーブル4つ分ほどありました。
梓川サービスエリア(上り線)店のようなイメージでしょう。
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事故により休業~閉店
惜しまれつつも、何で閉店してしまったのか…
気になるところですね。
原因は、2015年11月に起きた事故によります。
トレーラーが店舗を直撃したんです。
説明のため、閉店までの流れを時系列にまとめてみます。
2009年7月3日 店舗オープン
2012年1年10日 上り線に別なスタバがオープン
2015年5月 トラック衝突事故発生
2015年5月20~7月9日 工事のため休業
2015年11月24日 トレーラー衝突事故発生
2015年11月24日~ 事故で休業
2016年4年11日 NEXCOが閉店の看板を掲載
2016年4月12日 「4月12日をもちまして閉店」と店舗に張り紙
その後、しばらくたって公式サイトから削除されました。
つまり、2015年11月24日早朝6時45分頃発生した、トレーラーの衝突事項が直接の原因となって閉店となったのです。
店舗内に2~3メートルほど車両が入り込んだとのこと。
かなり破損したのでしょうね。
そして、この事故の少し前(5月)にも別な衝突事故があったんです。
結果としてその後、工事でしばらく休業していました。
だから、11月の事故は2回目。
さすがに、立地場所を考えて再オープンを断念したのでしょう。
なぜ、2度もトラックが突っ込んだのか…。
SAに入って、真っすぐ進み続けると、そのままスタバのあった場所に行きつくんです。
もし居眠り運転する運転手がいたら・・・ってことですね。
考えてみれば、とてもかわいそうなスタバです。
残念ですが、このスタバを利用することはもうできません。
なので、せめて諏訪湖サービスエリア(上り線)店を利用させてもらいましょうね!
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