長野の良いところと言えば、自然に恵まれている、農産物が豊かで美味しい、温泉がたくさんある、ウィンタースポーツが盛ん、空気がきれい等、が一般的に知られているところだと思います。
ここでは、首都圏から引っ越して来て、長野に住みなれてきた私が、視点をずらしてみて、少し気づきにくい、ちょっと良いところを挙げてみました。
花粉が少ない
花粉症でない人にとってはどうでもよいことでしょうが、花粉症の私にとっては、とても大きなことです。
今や花粉症は日本国民の大半の方にとっての悩みどころでもあり、花粉の季節になると本当に嫌なものです。
そんな花粉が大嫌いな人にとっては、花粉の飛散量の違いは、生活に大きな影響を及ぼすものです。
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首都圏の場合は、その西方の地域を中心にスギの木が多くあり、飛散量もかなりの量です。
一方、長野は自然が豊かで山々に囲まれているのですが、スギ自体が少ないため、飛散量は比較的少ないのです。
花粉の飛散情報を見ると良く分かるのですが、東京なんかで飛散量が「多い」となっている時でも、長野では「少ない」となっていることが多いのです。
実際に住んでいると、花粉による症状の出かたが、全然違うのを実感できます。
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ゴキブリがいない
長野には基本的にゴキブリがいないのです。なので、あの気持ちの悪い生命体が大嫌いという方にとっては、まさに楽園ともいえる地でしょう。
なぜ、いないのかと言えば、生息できないからというのが理由で、12月から3月の最低気温の平均が氷点下、1月だと平均気温すらも氷点下(長野気象台のデータ)という環境では、さすがに生命力が強いといわれるゴキブリでも、繁殖できないということです。
実際にゴキブリの生息地域を見てみると、南方が多いですよね。
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さて、「基本的に」といったのは、全くいないという意味ではなく、比較的気候の穏やかな地域では、さすがに繁殖しているといわれています。
また、県北部などの寒冷地でも、一旦住み着いてしまった特定の建物内などでは、目撃されることがあります。
しかし、寒冷地なので、それら特定の場所から生息地域が広がって行くことはありません。
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冬場に乾燥しない
首都圏などでは、冬場は特に乾燥しますので、肌のケアや感染症の拡大、静電気などが気になりますが、長野は乾燥というよりも、どちらかというとむしろ湿度が高い方なので、これらのことをほとんど心配する必要がありません。
もとより四季を通じて比較的乾燥することがないので、乾燥に伴って生じる心配ごとを、あまり気にしなくても済むのです。
日常の生活の中で、私が特に湿度の差を感じるのは、車のドアの開け閉めの時に悩まされる静電気で、長野に来てからは、自動車の乗り降りに際して、静電気による「痛っ!」という経験をしたことがありません。
また、肌荒れなんかも首都圏に比べると、あまり気にしなくても済むようになりました。
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以上、長野のちょっと良いところを3点挙げてみました。
長野で生まれ育ってきた人にとっては、ふだんあまり意識しないことだけに、長野を見つめ直すきっかけになるのではないでしょうか。
長野を良く知らない人にとっては、一般にあまり知られていない長野の一面を知ることができたのではないでしょうか。
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