中国語で「好き」「愛している」の思いを伝える実践的な表現。

中国語にも「好き」とか「愛している」など、異性に思いを伝える表現がありますが、ただ単に文法上の表現が正しいだけでは、実践的な表現ではありません。日本語でもそうですが、思いを伝える表現の場合、いたずらに飾った表現をするよりも、シンプルな表現のほうが伝わることが多く、中国語でも実際に使われるケースではシンプルな方が多いのが現実です。

実践的な中国語を学び、多くのネイティブの知り合いを持つ私が、単に言語として正しい表現というだけではなく、シチュエーションを考えた場合の適切な表現、より実践的な表現を簡体字で解説します。

最も一般的な表現

我喜欢你(ウォシーフオァンニー)

我喜欢你が、相手に「好き」であることを伝える最も一般的な言葉です。直訳すれば、「私はあなたが好きです」になります。

は日本の漢字の我と同じで「私は」を意味し、喜欢は「好き」を意味し、は「あなたが」を意味します。

文法的には英語に似ていて「I like you」と語順(主語+述語+目的語)が同じで、意味も英語の「I like you」とほぼ同じです。喜欢の漢字においては日本語の喜に相当し、は日本語の歓に相当します。

我喜欢你は、「好き」を表現する一般的な言葉で、喜欢対象は人だけでは無く、色々なものを対象に使えます。従って、我喜欢草莓(私はイチゴが好きです) と言った場合にも使いますし、動詞を付けて我喜欢吃草莓(わたしはイチゴを食べるのが好きです) といった言い方もします。(草莓はイチゴ、は食べる、をそれぞれ意味します)

我喜欢你という表現は、交際前の男女が告白に際して使う場合に広く使われます。また、交際中の男女や夫婦間において、相手に思いを伝える場合にも用います。

副詞をいれて強調する表現としては、我很喜欢你はとてもの意味)や我非常喜欢你非常は日本語の「非常に」と同じ) といった表現があり、確かに使われることはありますが、我喜欢你というシンプルな表現の方が圧倒的に多く、副詞を用いた表現は比較的、使われません。

人が異性に思いを伝える時、いたずらに言葉を飾らない方が伝わるもので、それは日本語でも中国語でも同じです。

好きということば自体に既に相手に対して好意をもっている意味が含まれていますから、言葉を飾るよりも、思いを込めた言葉や、緊張感や恥ずかしさが伝わるような口調などの方が、よほど思いは伝わります。従って、我喜欢你が最も多く用いられる一般的な表現なのです。

愛を表現する言い方

我爱你(ウォアイニー)

愛を伝えたいのであれば、我爱你という表現になります。直訳すれば「私はあなたを愛しています」です。

は日本の漢字の我と同じで「私は」を意味し、は「愛している」を意味し、は「あなたを」を意味します

文法的には英語に似ていて「I love you」と語順(主語+述語+目的語)が同じで、意味も英語の「I love you」とほぼ同じです。は日本語の「愛」と同じですが、少し漢字が違うので注意が必要です。

は、”愛してる”を表現する言葉で、一般的には人を対象に愛するの意で用いますが、「好む」という意味で人以外を対象にした表現にも用います。例えば我爱看电影(は観る、电影は映画)といった表現があり、この場合「私は映画を観るのが大好きです」という意味になります。

我爱你という表現は、交際前の男女が告白に際して使う場合に用いることが出来ますし、交際中の男女や夫婦間において相手に思いを伝える場合にも適しています。

副詞をいれて強調する表現としては、我很爱你はとてもの意味)や我非常爱你非常は日本語の非常と同じ) といった表現があり、使われることはありますが、我爱你というシンプルな表現の方が多いです。

という言葉は、言葉自体が「愛」という強い思いが含まれていますので、副詞を用いて強調する表現よりも、シンプルに我爱你という方がより一般的です。実際に我爱你が愛を伝える表現としては、最もよく使われます

日本語でも「愛している」という言い方は比較的よく用いると思いますが、「とても愛している」とか「非常に愛してる」などと言った表現はあまり使わないものです。

表現よりも、思いを込めた言葉が一番伝わるものです。

会いたい思いを伝える言い方

我想你(ウォシャンニー)

会っていない恋人などに、会いたい気持ちを伝える場合などには、我想你(ウォシャンニー) という表現を用います。直訳すると「会いたい」とか「会えなくてさみしい」という意味になります。

は日本の漢字の我と同じで「私は」を意味し、は「居なくてさみしい、会いたい」という意味を持ち、は「あなたに」を意味します。

文法的には英語に似ていて「I miss you」と語順(主語+述語+目的語)が同じで、意味も英語の「I miss you」とほぼ同じです。

は日本語の想と同じですが、意味としては上記の表現のような「思いしのぶ」「気に掛ける」「会いたいと思う」のような意味の他に、「想う」「考える」「思い出す」「推測する」「したい」など、色々な意味があります。

我想你という表現は、交際中の男女や夫婦間において、会っていない、離れ離れになっている状況下で、相手に思いを伝える表現に適しています。

例えば、恋人が遠方に出張へ行ってしばらく会えない時などに、電話やメールで思いを伝える場合などに最適な表現です。もちろん、交際している者同士などが、日常的にも使います。また、しばらく会っていなかった親子間などで使うようなこともあります。

この表現は、交際していない男女間で使う場合もありますが、注意が必要です。お互いの気持ちを知っているにも関わらず未だ告白していない状況であるとか、距離が縮まって来ている男女間で思いを伝える場合などには有効な表現ですが、距離のある男女間でいきなり使うと、下手をすれば相手が”引いてしまう”ことにもなりかねません。

日本語でもそうですが、距離のある男女間でいきなり「会えなくてさみしい」などと言ってしまうと、状況やタイミングによっては適さないケースがあるということです。従って、この表現は、お互いの思いが通じている場合に使うのが一般的だと心得るべきでしょう。

ちなみに、我想你了(ウォシャンニーラ) とを付ける言い方をすると、「会いたくなった」とか「会えなくてさみしくなった」という、”そのような会いたい状態に至った、変化した”ことが強調されたニュアンスを持つようになります。

告白の表現

做我的女朋友吧(ズオ·ウォダニューペンヨウバ)

交際したい相手に告白する場合の、最も一般的な表現做我的女朋友吧です。これは男性から女性に告白する場合で、女性が男性に告白する場合は、女朋友(ニューペンヨウ)を男朋友(ナンペンヨウ)に置き換えて表現します。

直訳すれば「私の彼女(彼氏)になって」という意味で、解釈としては”付き合って(交際して)欲しい”との意味になります。

は日本語の作に相当し、”ある関係を取り結ぶ、 ~になる”という意味を持つ動詞で、我的は”私のを意味し、男(女)朋友は”彼氏(彼女) を意味し、は語尾を整える助詞と解釈すると分かりやすいと思います。文法的には、という動詞が先頭に来る、命令形になります。

は意味が広い言葉で、”作る、する、やる、従事する、行う、催す、担当する、…として用いる”など様々な意味で使いますが、做我的男朋友吧という言い方は、定型的な言い方なので意味をあまり理解しなくてもそのまま使える表現です。

做我的男(女)朋友吧という表現は、交際していない男女間で告白する場合に用いる表現で、交際を申し込む、告白をする場合の決まり文句といってもいいでしょう。従って、交際相手に対してや夫婦間では用いません。

この表現は、気持ちを伝えるだけではなく、実際に交際したい場合に使いますので、気持ちだけを伝えるだけなら我喜欢你の方が適していることになります。

また、ちょっと砕けた抽象的な告白表現として、我想跟你在一起(ウオシャンゲンニーザイイーチー) という言い方があります。これは、直訳すると「あなたと一緒にいたい」という意味で、告白する言葉として使われます。

ただしこの場合、一緒にいたいという抽象的な意味もありますので、状況を考えて言わないと、告白の意味ではないと取り違えられてしまう場合もありますので、注意が必要です。

これについては、日本語で考えても良く分かると思います。”一緒にいたい”は状況によっては告白の言葉にもなりますし、そうではない言葉にもなります。

ですから、こうした表現を使う場合は、言語の問題というよりも状況の問題の方が大きいと心得るべきです。

実際に交際する場合は、一緒にデートを重ねているうちに自然と付き合うようになったとか、我喜欢你と好きであることを伝えることが告白に相当したとか、色々なケースがあります。従って、做我的男朋友吧という言い方は、明確に告白する場合に使うと心得ましょう。

プロポーズの表現

嫁给我吧(ジャーゲイウオバ)

さて、一歩進んでプロポーズする場合の表現ですが、嫁给我吧(ジャーゲイウオバ)が一般的な表現になります。は日本語の嫁と同じで、は日本語の給で意味は色々ありますがこの場合は「~に」の意味、は私の意味で、は、語尾を整える助詞と解釈すると分かりやすいですね。

この表現を直訳すれば「私に嫁いでくれ」になります。プロポーズする場合の最も一般的な表現で、一番使われる言い方です。文法的には(嫁ぐ)という動詞から始まる命令形とういことになります。

この表現は、正式なかしこまった言い方でもあるので、結婚指輪や花束を手渡しながら言うことが多いです。

嫁给我吧は、男性から女性に対して使うプロポーズの、最も一般的な表現です。中国でもプロポーズは、男性から女性に対して行うのが通例で、この表現を女性が使ってしまってはおかしなことになります。

日本語で考えれば分かりますが、女性が男性に向かって「私の嫁になってくれ」などと言うこと自体がなりたちません。

では、女性が男性に対して結婚話を切り出したい場合ですが、咱们结婚吧(ザメンジエフンバ)が自然な言い方になります。咱们は「私たち」を意味し、结婚は「結婚」を意味し、は相談·提案の意を表す助詞です。

この言葉を直訳すれば「私たち結婚しましょう」という意味になりますが、この表現は男性から女性に対してもよく使われる表現のひとつです。日本でも「結婚しようよ!」という感じの会話がされることがありますが、それに少し近いニュアンスです。「私たち」を省略した结婚吧という言い方もします。

日本でも、プロポーズの言葉には様々な表現があるように、中国語にも色々とあります。シャレた言い方、気取った言い方、キザな言い方などキリがありませんが、中国語を母国語としないのであれば、無理に変わった表現、飾った言い方をする必要はないでしょう。

もし、日本人が中国人と結婚しようとするならば、相手が日本語を話せるか、自分がそれなりに中国語の知識を持っているでしょうから、ここで説明したシンプルな表現ができれば、それ以上は無理に使う必要はないでしょう。

SNSなどで使う表現

520 (我爱你)

SNSなどを使っている場合に、恋人との間で、愛しているの意味として「520」を使う場合があります。これは、日本語で5963を「ご苦労さん」と読むのと同じで、我爱你を数字に変えて表現したもので、我爱你そのものを意味します。(520=我爱你

一部年配の人の場合は520の意味を知らない人もいますが、SNSを普段使うような世代では知らない人はいないと思ってよいでしょう。

520は漢字だと「五二零」ですが、ピンインという発音表記だと五二零(wu er ling) となり、これが我爱你(wo ai ni)の読み方と似ているところから、一般に広く使われるようになりました。

ピンインの読み方は、ローマ字を英語風にそのまま読んだ音に近いのですが、五二零「wu er ling」と我爱你「wo ai ni」では、音の感じがかけ離れているように感じる人も多いのではないでしょうか。

確かに音だけだと余り近くない、いやむしろ他の数字の方がピッタリきそうだと感じるところがありますが、実はこれは日本人が持つ感覚なのです。

中国語で何かの言葉を数字で表そうとすると、発音だけでなく四声とよばれるイントネーションがかなり重視されるのです。言い方を変えれば、発音が似ていることだけではなく、イントネーション(四声)が同じ数字を当てることが多いのです。

イントネーション(四声)には4種類ありますので、種類ごとに1~4の数字を当ててピンインを表記してみると、5 2 0 (五二零)は(wu3 er4 ling2)、我爱你は「wo3 ai4 ni3」になります。1、2番目の漢字はイントネーションが一致していることが分かります。

そして、520に1314をくっつけて520 1314という表記もよく使われます。この「1314」は一生一世(yi sheng yi shi)を意味します。一生一世も共に日本語では一生や生涯の意味ですから、520 1314の意味は生涯愛する、つまり、「あなたのことを一生涯ずっと愛します」の意味になります。

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