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ポンプ付きタンクタイプのボディソープの使い方で妻とひと悶着

妻が子供を風呂に入れている時のことでした。
ちょっと用があって風呂の扉を開けた時、ちょうど妻がボディソープをスポンジに出しているところでした。

良くあるフタがポンプになっていてフタを下にプッシュする(押す)タイプのボディソープで、スポンジめがけて勢いよく3回プッシュしていたのでした。

1回プッシュで充分

私は思わず「1回プッシュするだけで十分な量が出るんだよ」と叫んでしまいました。
次の瞬間、妻の鋭い目線が私を睨みつけました。

気持ちよく使っていたのにうるさいとでも思ったのか、
せこいこというんじゃねぇと腹が立ったのか、
自分がやることにいちいち細かいこというんじゃねぇと思ったのか、

いずれにしろ妻の冷たい目線を感じました。
ここは言わねばと思い、

1回プッシュすれば充分な量が出るようになっているんだよ
それじゃぁ、3倍の値段の商品を買っているのと同じことだよ

早く扉を閉めろとばかりに追い払われました。
言われて、気持ちが悪かったのでしょう。

ふと考えてみると、小学生の子供が以前、同じように3回プッシュしていたのを思い出しました。

もう、小学生なんだから自分の体は自分で洗いなさいといってやらせてみたところ、ボディソープを3回も押すので「そんなに付けなくても十分泡立つよ」と教えたことがあったのです。

どうも、妻と入る時に自然とそういう感覚が身についていたようです。

我が家では、ボディソープはほぼいつも同じものを使っていて、毎回詰め替えタイプを買ってくるのですが、

「なんか直ぐに無くなるなぁ」

「家族4人だから仕方がないか」

くらいにしか思っていませんでした。

いつも使っているボディソープは1ヶ月に1回位のペースで詰め替えをしていました。

使う量から試算

ここで、ボディソープを使うペースが三分の一になったらどうなるか、ちょっと試算をしてみました。
我が家でいつも使っているボディソープは詰め替えタイプで880円(いつも買う店の税込額)でした。

1ヶ月に1個使うと、1年で880円×12ヶ月=10560円です。
仮に、3ヶ月に1個となると、1年で880円×(12÷3)=3520円です。
年間の差額は、10560-3520=7040円となります。

年間7040円をどう見るかは人によって違うと思いますが、私はこれはとても大きい、馬鹿にならないと考えます。

何故なら、生活習慣によって生み出される差だからです。

単純な考え方をすれば、1回プッシュすれば本来の洗うという目的としては十分な量なのですから、1回プッシュする習慣のある人は3回プッシュする習慣のある人に比べて年間7040円の差が生じるだけなのです。

これを10年、20年、30年と繰り返したらどうなるでしょう。

30年なら7040×30年=211200円となって、けっこう高グレードのパソコンすら買えてしまう値段です。

そして、それは他の洗剤、クリーナ、シャンプー等にも当てはまる筈ですよね。

そうだとしたらその差額は本当に馬鹿にならないハズです。

生活習慣の方が節約効果が高い

そして、よくよく考えて欲しいのですが、日用品を買う時は、○○はあのスーパーが安い、××はあの薬局が安いといって10円でも20円でも安い店を探して、わざわざその店まで買いに行ったりしているケースが結構多いと思います。

わずか10円、20円のためにわざわざ色々な店に足を運んで得られる節約効果と、生活習慣を改善する節約効果を比較してみると、生活習慣の改善による効果が馬鹿にならないことが良く分かるかと思います。

今回比較してみたのは、我が家で使用している比較的高額なボディソープ(敏感肌用の保湿タイプ)ですから、少し極端な例かも知れません。

しかし、生活習慣って、積み重ねられるものだから意外と大きいのですね。

成人病なんかも良く生活習慣に起因する要素が大きいと言われていますが、節約も同じことが言えるんですね。

身の回りで使っている1つ1つの日用品を見直してみると意外な節約ポイントが見つかるかも知れません。

ちなみに、今回のことがあって、我が家では、詰め替えタイプを買う頻度が2~3ヶ月に1回に変わりました。
年間、数千円節約できそうです。

さて、今回、気になったのでポンプ付きタンクタイプの商品を色々見てみましたが、ほとんどの商品では使用する量について「適量を」との表現が使わていました。

ワンプッシュ(1回)とは書かれていないんだ、と少し不思議な感じがしました。
なぜかと言えば、経験上、ワンプッシュで十分足りるケースが殆どだからです。

スポンジやタオルも大切

何故だろう・・・と考察してみると、これは当たり前のことだと気付いたのです。

使用者は色々な使い方をしますし、用途も少しずつ違うハズです。

例えば、ボディソープであれば、タオルを使う人もいればスポンジを使う人もいますし、汚れが著しい場合もあります。

ケースバイケースで必要な量が違ってくるのは当然といえば当然です。

ただ、通常の汚れで、比較的泡立てやすいスポンジタオル等を使うのであれば1回押すだけで十分です。

また、そのような用途を想定して1回分(1押し分)の濃度が決められて製造されているようです。

泡立ちの優れたスポンジタイプのタオルは色々ありますので、うまく利用すれば効率的な使い方ができるでしょう。

洗顔用の泡立てネットなんかもありますので、こんな商品も役立つことでしょう。

スポンジやスポンジタオルをうまく利用して効率のよい使い方をすれば、今よりけっこう節約できる方もいるのではないでしょうか。

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