割と最近オープンしたスターバックス茅野中沖店へ行ってきました。
今まで、色んなスタバをたくさん見てきましたが、機能性に優れた店舗だと感じました。
つまり、完成度の高さに驚かされたのですね。
見た目は、どう見てもごく普通のスターバックス。
なので、細かく見ないとその凄さは分かりません!
県内の多くのスタバに足を運んできた私が、スタバ茅野中沖店の凄さを語ります。
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スターバックス茅野中沖店
目次
スタバ茅野中沖店オープンまでの背景
まず、この店がオープンするまでの背景について触れておきましょう。
茅野中沖店がオープンしたのは2023年8月。割りと最近のことです。
県内では、現時点で最も最近できたスタバですね。
県内で茅野中沖店の1つ前にオープンしたスタバは2020年10月にできた塩尻店。
つまり、長野県では約3年間、新規出店がなかったのです。
実は、長野県では2007年から2020年まで、毎年1~3店舗のペースでスターバックスが誕生していたのです。
スターバックスが全国展開を大きく進めた時期でもありますね。
しかし、新型コロナウィルスの影響もあって、しばらく出店が滞っていました。
その殻を打ち破って、約3年ぶりに誕生したのが、スターバックス茅野中沖店。
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コロナ後に久しぶりに県内にできたのがスターバックス茅野中沖店
だから、オープンに当たっては力も入っていたのでしょう。
今まで蓄積したノウハウも活かされ、完成度の高い店舗になったのですね。
高い完成度は多くの点に表れている
では、スタバ茅野中沖店の凄さを1つ1つ見て行きます。
いずれも、従来から普通にあった造りです。
しかし、よくよく見てみると「改善されて極まってきた」という感じなのです。
立地場所が絶妙
まず、茅野中沖店がオープンした場所が絶妙です。
具体的には、
- 茅野市内に出店した
- 諏訪バイパス沿いにある
の2点が挙げられます。
これだけ聞けば「だから何?」って感じもするでしょう。
でも、深く洞察すれば、「なるほど!」と思うハズです。
そもそも、全国展開を進めるスターバックスにとっては、四十七都道府県を網羅した次なる目標は、より多くの市町村に出店すること。
長野県内では、隣接する諏訪市に諏訪城南店はありますが、茅野市には一店舗もなかったんですね。
だから、「スタバは茅野市にもありますよ」と言えるようにしたい。
茅野市民にとっても、「市内にスタバあるよ!」くらいは言いたいハズ。
とは言え、出店場所を間違えれば十分な集客ができない問題もあるんです。
茅野市民の利用を考えれば市内の中心地が無難。
しかし、これだけでは物足りない。
諏訪湖などへの観光客や、附近を移動する人も取り込みたい。
その結果が「茅野中沖」と言う場所。
茅野中沖は、茅野市の一部が諏訪市に出っ張ったような地域なのです。
つまり、位置的には諏訪市内みたいで、諏訪市と間違えてしまうくらいなんですね。
それでいて、茅野駅や茅野市役所などの市内中心部からは2~3kmの距離。
「茅野市民」「観光客」「移動者」が無理なく足を運べる絶妙な立地なのです。
つまり、多くのユーザが利用しやすく、とても利便性が高いんですね。
そして、諏訪バイパス沿いにあることも絶妙。
このバイパスは、国道20号線から分岐して、諏訪インターチェンジとつながる路線です。
交通の要衝とも言え、路線上には商業施設が多くあって、自然と通行車両も多いのです。
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諏訪バイパス沿いにある
しかも、片側一車線なので、右折入店も難しくありません。
茅野市の店舗として、より多くの人が利用できる絶妙な立地と言えるのです。
ドライブスルー渋滞を回避
次に、ドライブスルーの渋滞を回避する構造。
茅野中沖店にもドライブスルーがあります。
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茅野中沖店にもドライブスルーがある
今やドライブスルーは珍しくありませんが、たまに見かけるのが、店舗入り口付近の渋滞。
実際、長野市内にあるスターバックス長野南高田店などは、いつも渋滞が発生している状態です。
ドライブスルーの通行ルートが短すぎるので、利用する車両が数台あるだけで道路にはみ出すんです。
そのため、この店舗では、迷惑防止のために、路上での待機は禁止する旨の看板を掲げるなどしています。
これじゃあ、実質、利用不可になっちゃうじゃないですか。
つまり、来訪者が不便なく利用できるためには、ドライブスルーの通行ルートが十分に長くなきゃいけないんです。
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茅野中沖店のドライブスルーのルートは十分に長い
従来の店舗の場合、注文窓口も商品受取り窓口も、店舗の側面に設置されるのが普通でした。
これだと、どうしても建屋の大きさや構造に制約されてしまいます。
なので、最近の店舗の場合、注文窓口の場所を建屋から離れた場所に設置して、大きく迂回することができるルートを確保しています。
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注文窓口が店舗建物から少し離れた位置にある
茅野中沖店では、ドライブスルーの専用ルートがきちんと確保され、十分すぎるくらい長い構造になっているのです。
ドライバーにとって、ストレスなく購入できる、地味ながら高機能な造りですね。
店舗の出店に伴って、蓄積してきたノウハウが生み出した、まさに完成されたスタイルとも言えます。
植樹が充実
さて、戸建てタイプのスターバックスなら、屋外に植樹がされているのはごく普通のこと。
だから、茅野中沖店もある意味では普通なのですが、しっかりと植えられていて木で囲まれている印象を特に感じます。
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建物の正面はもちろん、全体的に多く植樹されている
これも、環境への配慮もあって、植樹をより充実させて来た結果なのでしょう。
人工的な建造物だけでは、外見もちょっと殺風景なもの。
でも、そこにいくつか植物が加わるだけで、見た感じが全然違ってきます。
まして、建物を取り囲むかのうように植えられていれば、なおさらです。
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道路に面した場所も植樹されている
もちろん、店内から外を見渡した時の風景も、レベルが上がります。
一説によれば、緑の植物があるだけで、心が落ち着くなどのリラックス効果もあるとか。
なので、来客者にとって、くつろげるカフェにもなるんですね。
スタバが全国展開を始めた初期の頃の店舗と比べて、植樹がより充実していると感じます。
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建物の後方にも樹木がいくつも植えられている
方角を考慮した日ざし対策
建築上、方角を考慮するのは当たり前です。
でも、当たり前のことを当たり前に徹底するって意外と簡単ではありません。
それが徹底できているのが、茅野中沖店と言えましょう。
茅野中沖店の構造は四角形で、面するバイパスとは自然と並行になるように建てられています。
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建物はバイパスと並行に建てられている
その結果、建物の四方は、北北西、南南東、東北東、西南西。
大雑把に言えば、建物の4つの側面はほぼ東西南北。
南方の側面は、広いガラス張りなので外光を多く取り込めます。
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南方は広いガラス張りで外光を多く取り込める
西方の側面は、窓が一つもないので、気になる西日を防げます。
東方の側面は、道路に面していて幅広いガラス張り構造なので、店内外との視界が開けます。
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東側は道路に面している
北方の側面は、日ざしの影響が小さいので、ドライブスルーの受け渡し口に適しています。
まぁ当たり前ですが、このように方角がきちんと考慮されています。
でも、着目すべきは他にもあります。
例えば、店舗の南側にある屋外席は、屋根が広く上部を覆っているので、夏の強い日差しから守って貰えます。
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広い屋根が夏の強い日差しから守ってくれる
一方、東側にある屋外席は、実際は東北東の方角なので、日中の強い日差しを差し込まない程度に屋根は一部にして、その分だけ明るい空間になるように配慮されています。
また、駐車場は店舗の入り口側の手前にあるので、駐車後に自然と入店できる動線。
更に、ドライバが運転中に最初に目に入るのは、最も日が当たる建物の南側なので、店舗がより目立つような造りです。
そして、ドライブスルーのルートは、西方→北方→東方のような順路なので、太陽の眩しさが気になる南方を向くことはありません。
1つ1つは当たり前のようですが、細かな配慮が確実に取り入れられていると感じます。
幅の広いレジカウンタ
最近オープンする店舗の大きな特徴が幅の広いレジカウンタですね。
そもそもスタバのカウンタには、レジが通常2つ以上あって、横に軽食やケーキなどが陳列されています。
商品購入後は、カウンタの奥にある受取口で商品を貰う流れなので、従来から自然と横に広い構造でした。
しかし、最近のスターバックスは、以前よりも更に幅が広くなっているのです。
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茅野中沖店のレジカウンタはとても横に長い
狭苦しさを全く感じず、客席とも広く面しているんですね。
構造もスタッフと客席の境目がないような造りで、とてもオープンな感じ。
だから、スタッフと客が接しやすく、アットホーム的な雰囲気も生まれます。
客から見れば、スタッフの姿が見えやすいので、安心感も持てます。
外光を取り込みやすく、四角いシンプルな建物でることも加わり、明るく開けた空気にもなります。
客との一体感を生む、店舗の標準的な姿と言えるのではないでしょうか。
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客との一体感を生む造り
明るい店内
そして、店内の明るさも大きな特徴ですね。
単に明るいと言うだけでなく、外の光が差し込んで開放感があります。
それは、ガラス張り構造の壁が大きな面積を占めているのが理由。
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ガラス張り構造の壁が大きな面積を占めている
室内の明るさを照明施設に頼ってしまうと、どこか閉塞感が残ったりします。
また、不自然な雰囲気にもなってしまいますね。
でも、自然の光がガラス越しに入れば、室内も自然な明るさになります。
ガラスを隔てて外の空間とも一体化するので、居心地もよくなりますね。
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外の空間とも一体化する
上述のように、東方と南方の側面には広いガラス張りがあります。
しかも、床から天井にいたるまで、ガラスが高いのでなおさらです。
建物が四角くシンプルな構造なので、光が遮られにくいことも明るい要因。
また、ドライブスルーの受け渡し窓口も、明るさを更に大きくしてくれます。
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ドライブスルーの受け渡し窓口も、明るさを更に大きくしてくれる
このように、明るく開放的なカフェだからこそ、しっかりくつろげるのです。
アートが溢れる
さて、スターバックスといえばアート。
今や、単なるカフェ店ではなく、そこには芸術的なデザインも含まれています。
その際たる店舗は、スターバックスリザーブロースタリーでしょう。
長野県内にも、著名な建築家が設計したスノーピークランドステーション白馬店があります。
もちろんこれらは、特殊なスターバックスですが、茅野中沖店のような一般の店舗にもアートが溢れています。
例えば、店内に入って直ぐのところに、大きな絵があります。
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店内の入口付近に大きな絵がある
ドアを開けた正面に飾ってありますので、けっこうインパクトありますね。
そして、入り口付近の座席の隣にも、別な絵が掛けられています。
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入り口付近の座席の隣にも絵がある
4つの絵が整然と並べられていて、上品さも感じます。
また、店舗の奥にも、かなり大きな絵。
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店舗の奥にも、かなり大きな絵がある
壁面を覆っているほどの大きさなので、とても目立ちますね。
店の壁の多くは、ガラスが占めているため、絵を飾れる場所はごく一部。
だから、限られたスペースを利用して飾られたアートは、より迫力があります。
更に、店内に陳列されたグッズなんかも一種の芸術です。
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陳列されたグッズは一種の芸術
お洒落なグッズが、キレイに並べられているだけで見ごたえがあります。
スターバックス茅野中沖店の詳細情報
では最後に、スターバックス茅野中沖店の詳細情報をまとめておきます。
店舗名:茅野中沖店(店名は地名に由来)
営業時間:7:00~23:00
定休日:不定休
住所:〒391-0000 長野県茅野市中沖1-8
電話:0266-78-1106
公式サイト:https://store.starbucks.co.jp/detail-4283/
所在位置:
東経:138°08’01”
北緯: 36°00’07”
標高:770m
オープン日:2023年8月8日
駐車場:専用駐車場あり
トイレ:店舗内に2つ(男女兼用:1、女性専用:1)
座席数:54席
店内…44席
ソファ椅子…8席
丸椅子…4席
木製椅子…10席
一般椅子…10席
丸椅子(高座タイプ)…8席
ソファ席…4席
屋外…10席(ひじ掛け椅子・テーブル5つ)
※椅子の配置・個数は変更の場合あり
無線LAN:
STARBUCKS
at_STRABUCKS_Wi2…暗号化なし
docomo
0000docomo…暗号化あり(WPA2-PSK)
0001docomo…暗号化あり(WPA2-EAP)
softbank
0000softbank…暗号化あり(WPA2-PSK)
W2 300
Wi2…暗号化なし
Wi2_club…暗号化あり(WPA/WPA2-PSK)
Wi2eap…暗号化あり(EAP-TTLS)
アクセス:下記参照
地図:下記参照
アクセスは
スターバックス「茅野中沖店」へのアクセスは、自動車での利用がだんぜん便利です。
諏訪I.C.から直ぐの場所に位置し、スターバックス専用駐車場が利用できます。
国道20号線(諏訪バイパス)に面してるため、高速を利用しなくてもアクセスが容易です。
公共交通機関の場合、最寄り駅は茅野駅(JR線)で、徒歩で30分程度です。
地図は下記の通りです。
カーナビで検索する場合は下記の情報をご利用下さい。
名称:スターバックス 茅野中沖店
住所:長野県茅野市中沖1-8
電話:0266-78-1106
マップコード: 218 571 762*83
ジャンル:「飲食店」-「カフェ」-「スターバックス」など
「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。
必見! 一度は行ってみたい日本一のスターバックス
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